雨漏りを防ぐ下地で完全防水
左の写真は、ルーフィング(防水シート)を張り、桟木を打った状態です。近年のルーフィングは、性能も向上し、防水効果も高まっています。アスファルト系のものやゴム系の素材を入れたものなど、低価格のものから防水効果を一層高めた高価なものまで様々な種類があります。
更に、オプションで、右の写真のような遮熱ルーフィング等もあり、屋根の熱を少しでも抑えることができるものまであります。
(通常のルーフィング) (遮熱ルーフィング)
※野地板裏面温度を6~8℃低減(メーカー試験のよる)
軽量化とズレない地瓦の施工 ※全瓦連ガイドライン工法
全ての瓦を横の桟木に引っ掛けて、ステンレス製の釘で留めている為、何十年経過しても瓦がズレません。
また、土を入れない空葺きもできるため、重量への懸念が無く軽量化できます。
この工法は自治体の助成金対象の施工方法としても推奨されています。
※オプションで、縦にも桟木を入れることで、より一層の耐震性と緊結強度を高めることもできます。
耐震性を高めた棟の施工 ※全瓦連ガイドライン工法
躯体に縦筋を打ち込み、それに横筋を接合した上で、のし瓦に銅線で緊結し、南蛮漆喰で固めるため、棟の耐震性は非常に高まります。地震でも、のし瓦は落下しません。
換気棟の設置 ※オプション
棟に換気設備を設置することで、屋根裏の通気性を高め、結露なども低減。屋根から湿気を取り除けます。
ガラス瓦の取付け ※オプション
日本瓦と同形のガラス瓦を設置することで、室内の採光性を高めることができます。また、1枚から設置でき、様々な大きさに変えることができるので、規格の決まった天窓よりも自由度が増します。
葺き直しでの施工
古い既存の瓦を再利用し、葺き直しができます。
いぶし瓦は50年以上耐用しますから、ズレたり、雨漏りしているだけなら、葺き替えしなくても、葺き直しで対応できますし、費用も削減できます。
(写真の瓦は、35年以上経過したものを再利用)